setservent

getservent のイテレーションの現在位置をリセットする

構文

解説

setservent は、getservent のイテレーションの現在位置をリセットします。 これにより、その後の getservent による services ファイルの読み取りは先頭に戻ることになります。

引数 SYAYOPEN には真偽値 (通常は 1 または 0) を与えなければいけませんが、 真 (1) を与えると services ファイルを開いたままにします。 偽 (0) を与えると services ファイルを閉じます。 setservent を使う場合は、その後に getservent を使うことが多いでしょうから、SYAYOPEN には 1 を指定することがほとんどでしょう。

次のサンプルコードは、getservent を使って 3 回サービス情報を取り出します。 その後、setservent でイテレーションの現在位置をリセットしたうえで、 再度、getservent を使ってサービス情報を取り出します。

my $name = '';

# サービス名を 3 回取り出す
$name = getservent;
print $name, "\n";    # tcpmux

$name = getservent;
print $name, "\n";    # echo

$name = getservent;
print $name, "\n";    # echo

# getservent のイテレーションの現在位置をリセットする
setservent 1;

# 再度、サービス名を取り出す
$name = getservent;
print $name, "\n";    # tcpmux

このサンプルコードの出力結果を見てお分かりの通り、setservent によって getservent によるイテレーションがリセットされていることが分かります。

なお、setservent は Windows では機能しませんので注意してください。