getprotoent のイテレーションの現在位置をリセットする
setprotoent
は、getprotoent
のイテレーションの現在位置をリセットします。
これにより、その後の getprotoent
による
protocols ファイルの読み取りは先頭に戻ることになります。
引数 SYAYOPEN には真偽値 (通常は 1
または 0
) を与えなければいけませんが、
真 (1
) を与えると protocols ファイルを開いたままにします。
偽 (0
) を与えると protocols ファイルを閉じます。
setprotoent
を使う場合は、その後に getprotoent
を使うことが多いでしょうから、SYAYOPEN には 1
を指定することがほとんどでしょう。
次のサンプルコードは、getprotoent
を使って
3 回プロトコル情報を取り出します。
その後、setprotoent
でイテレーションの現在位置をリセットしたうえで、
再度、getprotoent
を使ってプロトコル情報を取り出します。
my $name = '';
# プロトコル名を 3 回取り出す
$name = getprotoent;
print $name, "\n"; # ip
$name = getprotoent;
print $name, "\n"; # hopopt
$name = getprotoent;
print $name, "\n"; # icmp
# getprotoent のイテレーションの現在位置をリセットする
setprotoent 1;
# 再度、プロトコル名を取り出す
$name = getprotoent;
print $name, "\n"; # ip
このサンプルコードの出力結果を見てお分かりの通り、sethostent
によって
gethostent
によるイテレーションがリセットされていることが分かります。
なお、sethostent
は Windows では機能しませんので注意してください。