とりあえず、動作するようにしてみましょう。ここでは、必要最低限の設定をご案内します。
とりあえず、動作するようにしてみましょう。ここでは、必要最低限の設定をご案内します。
CGIをサーバで実行させるためには、CGIファイルの1行目にPerlのパスを記述する必要があります。mpmailec
フォルダ内に install.cgi
というファイルがあります。テキストエディタで install.cgi
を開いてください。1行目に次のコードが記述されています。
この行を、お使いのプロバイダー、もしくはレンタルサーバ業者の指定通りに修正してください。通常、ほとんどのレンタルサーバでは書き直す必要はありません。レンタルサーバ業者の指定と異なる場合のみ、書き直して下さい。
もしご利用のサーバのPerlのパスが /usr/local/bin/perl
であれば、#!/usr/local/bin/perl
と書き直します。パスの先頭に #!
を入れ忘れることがないよう注意してください。書き直したら、保存してください。ただし、保存する際には、改行コードを LF
としてください。
なお、本CGI関連ファイルの文字コードはUTF-8です。CGIファイルをテキストエディタで開く場合は、必ずUTF-8対応のテキストエディタを使ってください。また、保存する際にも、UTF-8で保存してください。
以下の手順に従って、CGIをサーバに設置してください。
mpmailec
フォルダをまるごと、CGIが実行できる領域にFTPソフトを使ってアップロードしてください。
サーバにアップロードする際にはFTP専用ソフトを使ってください。
ホームページ作成ソフトについているFTP転送機能を使うと、CGI関連ファイルが書き換えられてしまう可能性があり、正しく動作しませんので、注意してください。
もし、ご利用のサーバで、cgi-bin
といった名前の特定のディレクトリでしかCGIが実行できない場合には、mpmailec
フォルダ内にある static
フォルダは転送しないでください。
この場合、別途、static
フォルダを、HTMLファイルが画像ファイルを設置する場所にアップロードしてください。
アップロードが完了したら、mpmailec
フォルダ内にある install.cgi
のパーミッションを、レンタルサーバ事業者指定のパーミッションに変更してください。
どのサーバでもおおむね 704 (rwx---r--)
もしくは 705 (rwx---r-x)
でCGIが動作します。
ブラウザーで、先ほどアップロードした mpmailec
フォルダ内の install.cgi
にブラウザーでアクセスしてください。そして、以下の手順に従ってセットアップを進めてください。
install.cgi
にアクセスすると、ご利用のサーバによって次の2通りのいずれかの画面が表示されます。表示される画面に応じて対処方法が異なります。
多くのレンタルサーバでは、左の画面が表示されます。この画面が表示された場合は、画面下の「次へ」ボタンを押して Step 2 に進んでください。
static
ディレクトリが正しく認識できなかった場合は、左の画面が表示されます。
cgi-bin
といった特定のディレクトリでないとCGIが動作しない環境となっている場合は、この画面が表示されます。このようなディレクトリ内では、画像ファイル等のようなCGIファイル以外のファイルにアクセスすることができません。
CGI関連ファイルをサーバにアップロードした際に、static
ディレクトリを別の場所にアップロードした場合は、この画面の「イメージディレクトリURL」欄にstatic
ディレクトリのURLを指定して「設定」ボタンを押してください。別途、static
ディレクトリを通常のHTMLファイルを設置する場所にアップロードしていない場合は、事前にstatic
ディレクトリを別途アップロードしておいてください。
イメージディレクトリURLの設定は、mpmailec
ディレクトリ内からみた相対URLか、もしくは http:// から指定してください。また最後にスラッシュを入れないでください。
static
ディレクトリのURLが正しく設定されると、パターン 1.の画面に変わります。パターン1の画面になるまでは「次へ」のボタンは押さないでください。
このステップでは、CGIファイルの設置状況を診断します。下の画面が表示されたら、「診断」ボタンを押してください。
もしCGIがファイル所有者権限で実行されるサーバ環境であれば、自動的にファイルパーミッションの変更やPerlパスの修正を行います。そうでないサーバ環境の場合は、自動的にセットアップは行われません。エラーの指示に従ってCGIのセットアップを手動で行い、繰り返し診断を行ってください。
「診断」ボタンを押して、正常にセットアップが完了すると、左の画面のように、画面下に「次へ」ボタンが表示されます。「次へ」ボタンを押して、Step3へ進んでください。
左の画面のように、エラーメッセージが表示されたら、メッセージにしたがって設定を行ってください。設定したら再度「診断」ボタンを押してください。エラーが表示されなくなるまで繰り返しこの作業を行ってください。
sendmailのパスと投稿メールを受信するメールアレスを設定します。
sendmailのパスは、ほとんどのサーバではデフォルトでセットされますが、もし異なるパスがセットされているようであれば修正してください。
もしsendmailを使わずに、SMTPサーバを利用したい場合は空欄にして、CGIセットアップ後に管理メニューからSMTPサーバの設定を行ってください。
受信アドレス欄には、投稿メールを受け取るメールアドレスを入力してください。複数のメールアドレスを指定したい場合は、各メールアドレスを半角カンマで区切って入力してください。
入力が終わったら「設定」ボタンを押してください。正常に登録されればStep4の画面が表示されます。
MP Form Mail CGI eCommerce版の管理メニューを利用するための管理者用IDとパスワードを設定します。IDおよびパスワードに指定できる文字は、半角の英数、ハイフン、アンダースコアです。
ここで設定したIDとパスワードは決して忘れることがないようメモしておいてください。IDおよびパスワードを忘れてしまうと管理メニューにログインできなくなりますのでご注意ください。
IDとパスワードを入力したら「設定」ボタンを押してください。
IDとパスワードが正常に登録されればセットアップ完了画面が表示されます。これでセットアップは完了です。
MP Form Mail CGI eCommerce版のログオン画面のURLが表示されますので、このURLを控えておくか、ご利用のブラウザーのブックマークに追加するなどして忘れないようにしてください。
この画面が表示されてからしばらくすると、高MP Form Mail CGI eCommerce版のログオン画面が表示されます。もしいつまで経っても画面が変わらないようであれば、画面に表示されているURLに直接アクセスしてみてください。そして、引き続き「CGI動作確認」に進んでください。
CGIセットアップが完了すると、MP Form Mail CGI eCommerce版のログオン画面(admin.cgi
)が表示されます。この画面(admin.cgi
)が今度アクセス解析の結果を閲覧する際の入り口のページとなります。ページアドレスを控えておくか、ブックマークに追加しておくことをお勧めします。
セットアップのStep4で設定した管理者IDとパスワードを入力してログオンしてください。ログオンが完了すると、管理メニューが表示されます。
では、引き続き「投稿の確認」に進んでください。
管理メニューの上段に並んでいる各種メニューから「入力フォーム」をクリックしてください。
「入力フォーム」をクリックすると、form.cgi
にアクセスし、下図の画面が表示されます。
この画面が、今後、投稿を受け付ける入力フォームとなりますので、ブラウザーのアドレスバーに表示されているURLをメモしておいてください。
表示されている入力フォームに適当に入力・選択して「確認画面」ボタンを押してください。下図のように確認画面が表示されます。
確認画面が表示されたら「送信」ボタンを押してください。下図のように完了画面が表示されます。
投稿が完了すると、CGIインストールの際に設定した投稿メール受信アドレスに 「[1] 受付通知
」 という題名のメールが届くはずですので、確認してください。
以上でCGIの動作確認が完了しました。次は、基本動作設定に進んでください。もしエラーメッセージが表示されたり、メールが届かない場合は、次の「メールが届かない場合の対処」をご覧ください。
投稿メールが届かない、または確認画面から「送信」ボタンを押した際にエラーメッセージが表示された場合は、次の点を確認してください。
それぞれの確認方法は以下の通りです。
管理メニューから「機能設定」をクリックし、その中の「投稿メール設定」をクリックしてください。
画面の一番上に「受信アドレス」設定欄がありますので、ここに設定されているメールアドレスに間違いがないかを確認してください。もし間違っているようでしたら、訂正のうえ、画面下の「設定」ボタンを押してください。
管理メニューから「システム設定」をクリックしてください。システム設定画面の下方に「sendmailのパス」設定欄があります。
ここに設定されているパスが間違っていないかを確認してください。もし間違っているようでしたら、訂正のうえ、画面下の「設定」ボタンを押してください。
ご利用のサーバでsendmailが利用できない場合は、SMTPサーバを設定するこが可能です。もし利用可能なSMTPサーバがあれば「SMTPサーバ」設定欄に必要事項を入力して「設定」ボタンを押してください。
SMTPサーバ名とポート番号を指定する必要がありますが、SMTP認証が必要な場合は、そのユーザー名とパスワードを入力してください。なお、SMTPサーバを利用する場合、POP before SMTP や SMTP over SSL は利用できません。